こんにちは!
私は登山歴15年のうりぼうです。
- 最近運動不足だなぁ。
- 何か手軽にできる運動はないかな?
- できれば楽しくつづけられそうなもの…。
- 一人でもできるような…。
なんて思っているあなたに、登山はいかがでしょうか?
「登山」と聞くと、なんだかとても大変そうですよね。
私も始める前はそう思っていました。
でも、「散歩」だったらどうでしょうか?
気軽にできますよね。
登山は散歩と一緒にしたら怒られてしまうかもしれませんが、「自分の足で歩く」というところは同じです。
散歩のように気軽に考えて山に行くことは危険を伴いますが、しっかり学んで準備をしていけば危険は回避することもできます。
といっても、そんなに難しいことを学ばなければいけないわけではありません。
楽しく、安全に、運動不足を解消できる方法を学ぶだけです。
運動不足解消のためとはいっても、実際に登山を始めてみると、おまけがなんとも豪華なんです。
行ったことのない場所、見たことのない景色、聞いたことのない音、嗅いだことのない匂い、自分の足でここまで来たんだという達成感、疲れた時に体に入れる水やご飯のおいしさ、歩けば歩くほど持って帰る筋肉痛(笑)、などなど、日常ではなかなか味わえない体験のオンパレードです。
なによりも、体も心もすっきりするんです。
まるで子どものころに戻ったように、遊び疲れてぐっすり眠れます。
それだけでも、なんだか健康になったような気がしてしまいます。(笑)
さて、じゃあ登山を始めてみようかなぁ、と思った時には、きっと色々な疑問が出てくると思います。
そもそもどうやって始めればいいのかな?
持ち物は?服装は?
最初はどこの山に行けばいいのかな?
一人でもできるのかな?
などなど、この他にもたくさんの疑問が出てくると思います。
最初は誰もが初心者です。
でも大丈夫。
始めようと思った時がその時です。
ゆっくり着実に学んでいきましょう。
疑問を一つずつ解消しながら、安全に登山を楽しめるようご案内していきます。
まずは、私が登山を始めたころに持っていた疑問をおおまかに…。
- 初めはどこの山から登ればいい?
- 靴は?持ち物は?服装は?
- 行く前に準備しておくことは?
- 危険はない?
- やっぱり筋肉痛になるのかな?
- 登山をする人たちはどんな感じで登っているのかな?
こんな疑問を持っていました。
初めはどこの山から登ればいい?
私が一番初めに登ろうと考えたのは、どこの山に登ろうかということでした。
その頃はネットで得られる情報もまだまだ少なく、初心者向けに詳しく説明してくれるようなサイトも見つけられませんでした。
東京在住の私が思いつく場所は「高尾山」一択でした。
東京西部にお住まいの方ならわかるかもしれませんが、小学校の遠足で行くような山です。
私自身も小学1年生の時にいったらしき写真を実家で見つけたことがあります。
記憶にはいっさい残っていなかったのですが。(笑)
まずは、小学生の頃の私でも登ることができた高尾山から始めてみることにしました。
靴は?持ち物は?服装は?
ここで、疑問がまた一つ。
小学生の頃はきっと普段履いているスニーカーで行ったのだと思います。
服装も、特別なものはなくすべてが普段着だったはずです。
持ち物は、お弁当、水筒、おやつ、程度でしょうか。
そんな気楽な感じで大人になってから初めての高尾山に行ってみました。
登山道手前までは、観光地のような感じです。
ケーブルカーやリフト乗り場があり、お土産屋さんが軒を連ねています。
周りの人たちを見ると、普通に街中を歩くような恰好の人ばかりでした。
自分も普段着でしたが、それを見て安心し、ケーブルカーの手前の広場にある大きな地図を見て、いざ登山開始です。
…あれ?さっきと様子が違う。
皆さん、頑丈そうな靴を履いて、リュックを背負い、中には両手に杖を持っている人もいる。
帽子をかぶり、黙々と歩いている。
小学生のような普段着にスニーカーで歩いているのは私くらいでした。
それでも決して歩けないわけではないのですが、途中で困った状況になりました。
高尾山の登山道にはふもとから山頂までいくつかのルートがあるのですが、何も知らずに適当に選んだルートは、途中に小さな川の中を歩くような箇所があったのです。
頑丈そうな靴を履いている皆さんは気にもしないようで水の中も平気で歩いています。
私は防水加工も何もないただのスニーカーだったので、水を避けて歩くのにかなり苦戦しました。
家に帰ってからどんな靴が良いのか調べましたが、これだ、というものがわからず…。
適当にネットで歩きやすそうな靴を注文し、次回はそれで行くことにしました。
そしてまた失敗をしたことに気づきます。
靴は何よりも大切でした。
登山で歩けなくなることは、そのまま命の危険にも繋がります。
こちらでは苦戦した登山靴選びから、持ち物や服装など、事前に準備をしておくことで少しでも安全性を上げるためにできることをお伝えします。
行く前に準備しておくことは?
行く前に準備しておくことで大切なのは、現地の現在の状況をできるだけたくさん入手しておくことです。
ネット検索をすると、ある程度名前の知れている山であれば、直近で行った人のレポートなどが上がっていることがあります。
それを参考にしながら、地図の準備と歩く予定のルートの読み込み、天気予報の確認、トイレの場所の確認もしておくとなお良いです。
登山をするときには「登山計画書」というものを作り、登山口のポストか、管轄の警察署に届け出ることになっていますが、写しを家族や友人などにも送っておくといざというときの助けにもなります。
計画書の書き方はあとで詳しく書きますが、交通機関の所要時間や、地図を参考に行動時間をできるだけ細かくわかりやすく書いておくと便利です。
私は、どんなに低くて簡単そうな山に行くときでも、起床時間から帰宅時間まで、電車やバスを使うときは時刻表を調べながら分単位で書いていきます。
遠足のしおり感覚で調べながら楽しく計画を立てています。
もちろん最初からやっていたわけではなく、怖い思いをしてからのことでした。
やみくもに歩き回って日が暮れそうになったり、山の上にあるようなおおざっぱな地図を参考に歩いていくうちに獣道のような心細くなるような道になってしまい、不安の中必死で歩いたこともありました。
下手をすると本当に遭難していたかもしれません。
というか、計画も立てずにスニーカーで歩き回っている時点でほぼ遭難していたようなものでした。
その時は運良く帰ってくることができましたが、二度とあんな思いはするまい、と計画を立てるようになりました。
ここを読んでもらうことで、計画を立てることの大切さと楽しさもお伝えします。
危険はない?
街ではなかなか出会えない危険(出会いたくないけど)が山にはあります。
熊やイノシシ、鹿、猿などの動物園でしか見かけないような大型の動物、マダニやスズメバチ、山ビルなど日常生活では身近ではないような虫、マムシやヤマカガシなど毒を持つ蛇、するどいトゲや毒を持つ植物。
それらの動植物に加え、道迷い、ケガ、遭難、滑落、高い山での落雷事故などもあります。
悲しいことに、人による事件も起きることがあります。めったにあることではないのですが、気を付けるに越したことはありません。
やっぱり筋肉痛になるのかな?
絶対とは言えないかもしれませんが、ほとんどの場合はなります。
山道をあるくときには、普段使わない筋肉をかなり使うんです。
舗装されていないでこぼこした道を歩くだけでも、気づかないうちに体幹でバランスを取りながら歩いています。
こちらでは、筋肉痛をできるだけ最小限にするため準備や、軽減させるための道具、アフターケアなどをお伝えします。
また、自分の体についての記録を取っておくことも次回以降に役立ちます。
登山をする人たちはどんな感じで登っているのかな?
こちらには順次体験を書いていきます。
実際に山に行く前には上記のような疑問が浮かんでいたものの、これらの疑問について真剣に調べ始めたのは最初の数回を経てから、でした。
お恥ずかしい話ですが、最初は勢いだけで登っていたんです。
やる気と体力さえあれば大丈夫、と、根拠のない自信だけで山道を歩いていました。
思い返すと、我ながら恐ろしいことをしたもんだ…という経験もしています。
きちんと調べていれば楽しいはずの登山が、少し間違えると恐ろしい経験にもなり得るんです。
私はそんなふうに失敗をしてから「これはまずい…」とまじめに学び始めました。
私の場合は運よく命があったので「失敗」で済みましたが、登山での失敗は、たったの1回が文字通り「命取り」になる可能性もあるんです。
これから、登山を始めようかな、と思っているあなたには、最初の1回目からぜひ楽しく安全な登山をしてほしいんです。
ああ疲れた!
次はどこに行こう?
と、へとへとになりながらも無事に家に帰りつき、また山へ行こうと思えるように。
たくさんの楽しい経験を、この先ずっと集めていけるように。
これからこのサイトを読むことで、楽しく安全に登山をやっていきましょう!